中国の医療事情

 中国の医療制度

現在、国家統一の公的医療制度はなく、所属する「単位」の状況によってさまざまですが、一般に単位の職員の医療費のほば全額を、単位が支払うシステムになっています。
日本からの駐在員や留学生は対象外であるため、事前に疾病、ケガから個人賠償や携行品まで幅広くカバーする海外旅行保険に加入する必要があります。

 北京
1.かかりやすい病気

 北京は緯度が高いため、日本脳炎、マラリア、コレラなど南からの伝染病の危険はほとんどありませんが、食べ物から感染する肝炎や食中毒、また狂犬病には注意が必要です。
 エイズ感染に関しては、HIVウイルス感染者が年々増加しており、85〜94年の北京市内での感染者数は81人と発表されています。
 長期滞在する外国人や出国する中国人を対象にエイズ・チェックを実施中で、輸血血液は十分に検査されるので、心配は少ないといえます。

2.衛生事情

 ホテルやレストランはグレードが高ければ高いほど清潔度も期待できますが、一般の食堂では、使用前に食器やコップを紙ナプキンで拭いている人をよく見かけます。
 水道の水はそのまま飲むことができません。
 煮沸すれば飲めますが、慣れない旅行者は「エヴィアン」「ボルビック」「ヴィッテル」などミネラルウォーターをおすすめします。
 ホテルなどで「飲料水」と書かれていても水道水の飲用は避けた方が無難です。

3.薬の買い方と薬局

 ほとんどの薬は処方箋なしで買うことができます。
 チェーン店はありませんが街の至るところに薬局があり、中国の伝統的な処方に基づいた「中薬」と西洋医学による「西薬」の両方を扱っています。
 鎮痛剤には「散利痛」、頭痛には「清凉油」、下痢を伴う風邪には「霍香正气軟練嚢」、高熱や喉の痛みは「重感帚」、喉痛シロップは「膏杷枇貝川練蜜」が一般です。
 日本の薬はホリディ・イン・リド内の「ワトソンズ」でごく限られますが売っている場合もあります。


 上海 1.かかりやすい病気

 風土病や独自の病気はありませんが、初夏から秋にかけてはA型肝炎が流行するため、生ものや不衛生なレストランでの食事は十分な注意が必要です。
 上海ではHIVウイルス感染者は話題になるほど増えてはいませんが、街頭で営業している理容院は不衛生なカミソリ、タオルを使っている所も多いので避けた方がよいでしょう。
 長期にわたって海外に滞在した留学生などの帰国者には血液検査が義務づけられています。
 献血の際も必ず血液検査をします。

2.衛生事情

 公共の建物の清潔は、日本と比較しても問題はなく、市民の清潔さに対する意識も年々良くなっています。
 水道の水はそのまま飲むことができません。
 煮沸すれば飲めますが、慣れない旅行者は「ワトソン水」「天厨」などミネラルウォーターを利用する方がよいでしょう。

3.薬の買い方と薬局

 風邪薬や鎮痛剤程度なら処方箋なしで購入できます。
 市内のどこにでもあるドラッグ・ストアのチェーン店として「ワトソン」があるのをはじめ、国営の薬局も利用することができますが、日本の薬を扱っている薬局はありません。
 風邪薬なら「コンタック(Contac)が一般です。
 処方箋なしで買える薬は強くはないので、特に注意すべきことはありませんが、売り場には必ず薬剤師がいるので質問して症状に合ったものを選ぶとよいでしょう。

緊急時の連絡先
 110(警察) 119(消防) 120(救急)


台湾 台湾の医療制度
 公的医療保険として95年3月から「全民健康保険制度」が導入され、加入が義務づけられています。
 保険料率は収入の6%が上限で負担比率は職業・収入によってさまざまです。
 外国籍でも外橋居留証があり定職に就いている場合は、中央健康保険局に申請して、加入できます。

 台北
1.かかりやすい病気

 風土病・感染症としては、94年南部で大流行したデング熱があり、中でも出血性のデング熱は致死率が20〜40%といわれます。
 夏場は肝炎が流行するので、屋台での食事や生ものには注意が必要です。
 台湾は犬が多く狂犬病の可能性もあるため、野良犬に噛まれたら必ず病院へ行きましょう。
 また、台北市街は慢性的な交通渋滞に加えオートバイが多いことから空気が悪く、喉を痛める人もいます。
 エイズ患者数は現在約1,100人といわれますが、HIV感染者はこの5〜10倍に上るとみられ、輸血や歯科での感染が過去に大きく報道されたこともあります。

2.衛生事情

 公共の建物やホテルについては、衛生面での問題は特にありません。
 ゴミ捨て場が少ないこともあり、道路などはゴミが多いようです。
 水道の水はそのまま飲むことができません。
 煮沸すれば飲めますが、慣れない旅行者は「統一」「悦氏」「宣康」といったミネラルウォーターを利用する方がよいでしょう。

3.薬の買い方と薬局

 ほとんどの薬は処方箋なしで買うことができます。
 ドラッグストアのチェーン店は緑の看板の「屈臣氏(Watson's)」が有名で、生活用品も一緒に販売しています。
 頭痛薬は「バファリン」、風邪薬には「康得600(コンタック)」や「斯斯(スズレックス)が一般的です。
 日本の薬は街なかの薬局でも買うことができます。

緊急時の連絡先
 110(警察) 119(消防・救急)


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